「世界に一つだけの花」を買う理由
ファンの気持ちがひとつになって今回もランクインしたSMAPの「世界に一つだけの花」
ファン以外にも応援してくれる人はたくさん居ますが中には
〈意味が無いこと良くやる〉
〈嫌いな事務所を儲けさせてどうするんだよ〉
〈そんな古いものじゃなく新しいの買ってやれよ〉
等々な意見も目にします。
以前にも何度か書いたかも知れませんがなぜこれを買うのかと言う話を今回は…
正直に言いましょう。
「世界に一つだけの花」は
一般の人にはともかくファンの間ではあまり人気がある曲ではありませんでした。
理由はいくつかあります。
簡単に言えばこの曲が大きくなりすぎたからです。
最初はアルバム曲として私たちの目の前に現れたとき、この曲は大絶賛されました。
誰しもが好きな曲でした。
それがドラマの主題歌に抜擢されてファン以外の耳に触れた途端に大爆発。
あの「夜空ノムコウ」を簡単に抜いて世間に広がりました。
まだこの時点では誇らしいだけの曲でした。
それが予想を遙かに超えての広がりになり、SMAPとこの曲は肥大していきます。
その勢いが凄すぎてSMAP自身もだと思いますがファンにとってももはや巨大になっていくSMAPのネームが止められなくなっていきました。
教科書に載るのは勿論ですが音楽だけでなく他の教科にまで引用されるし、SMAPが居なくとも歌番組で歌われる。
これは勿論喜ばしいことなんですがファンにはこれが彼らの手足の自由を奪っていくように思われたんです。
まず現れるのは持ち歌に関して、
どこでもいつでもこの曲を歌われることが望まれます。
歌番組しかり、ライブでも。
ファンは欲張りですから気持ちの中に
「SMAPにはもっといい曲だってある」ということが拭えなかったのです。
国民的と言われるきっかけになったこの曲は偉大になっていくにしたがってファンにとってはアレルギーとなって広がりました。
ファン投票をしてもこの曲があまり上位に来ないのはそのせいです。
いつしか彼らもそれに気づいたのかライブで歌われないという、きっと一般の人から見たら信じられない珍事も起きています。
そんな複雑な想いを抱えて「本当はあまり好きじゃないんだよね」と言われてたこの曲はピンチになった私たちファンを支える救世主になります。
『ピンチはチャンス』は野球好きな中居正広の口癖で実際に危ういことが続くSMAPの代名詞ですが、まさか解散騒動→解散→3人の退所と続く道のりでこんなに私たちを支えてくれることになろうとは。
『国民的』と呼ばれるきっかけになったこの曲。
何が強いかってそれは知名度です。
老若男女、皆知っている。
「世界に」と言えば=SMAPとわかる
ある一定層ではなくてどんな年代の人にもわかってもらえる。そんな曲を持っている歌手がどれだけいるでしょう。
騒動の前には否定的だったこの曲への想いを謝る日が来ました。
実際私やスマ友は改めて購入した日にこのCDを前につぶやきました。今まで否定してきてごめんね。
どんなにこの曲が大切だったか、偉大だったか、はじめてわかりました。
最初のピンチになったときにあちこちの掲示板やSNSで何が出来るだろう?と話題になりました。
こういう話は自然と沸くのです。
そして相談したわけでもないのにそれは購買運動だということに。
勿論抗議もしたい、もっと直接的な行動に出たい!と誰しも思っては居たのです。
でも過激な方向に行きかけると誰かが注意します。
「彼らに迷惑が掛かることはやめよう」
「SMAPの名を汚さない方向で」
何しろ年齢層が高いと言われているSMAPファン。
若い人は少なめかも知れませんがその分思慮はあります。
感情のままにではなく、何が最善か?を常に考えます。
「この曲よりいい曲はたくさんある」自負はあるので他にも「華麗なる逆襲」とか「Top Of The World」等々ありますけどこの運動は世間に知って貰うためでもありますので「世界に一つだけの花」がふさわしいと言うことになります。
こんなに有名な曲を今使わずにいつ使うんだ、と言うことです。
それともうひとつ、この曲はあとちょっとで300万枚(オリコン集計)だったのです。
どうせならついでに大台に乗せてしまおうよ、私たちなら出来る!とあちこちで話はまとまり購買運動へと広がります。
思えば発売当時は一枚しか買いませんでした。
その一枚も買い渋ったんです。
なぜならアルバムに入っていてすでに持っていたから。
今さらまたシングル買うわけ?となり、初回版を買い逃したことを未だに悔やんでいます←自業自得
ただ私の回りにこのお仲間が多い(笑)
今と違って複数買いなんてしないし、わざわざまたシングルカット買うなんて、と。
私が当時買った理由は友にカップリング曲良いから絶対に聴いてね、と言われたからです。
「僕は君を連れてゆく」未だにこちらが好きです(笑)
まだの人はぜひ聞いて下さいね。
最後に、
何度目かになりますけど知らない人のために!
SMAPは今流行の自社レーベルではないので事務所は儲かりません。
残念なことにゼロではないですけど、微々たるものです。
私たちはそれ以上に所属のビクターを支えたい気持ちが強いです。
売れない時代のSMAPを大切にしてくれた。
売れてないときの彼らのアルバムとか本当に良い曲が多いのです。大切に育ててくれたのがわかります。
事件も多かった、ピンチが多かったのに支えてくれた。
そしてこんな形で大きな収入源が突然絶たれてしまうのが本当に申し訳ないです。
今日私が書いたことは私個人の意見です。
けれど多くのSMAPファンが頷いてくれると思います。
SMAPは永遠。
そしてビクターのスタッフの方々、本当にありがとう!
smap fan action
we love smap forever
これが私たちの合い言葉。